
水とは?私たちの暮らしとからだを支える水の基本
毎日の生活に欠かすことのできない「水」。
私たちは水を飲むだけでなく、料理、入浴、洗濯、農業、工業など、さまざまな場面で水を利用しています。
また、人のからだにも多くの水分が含まれており、水は生命を維持するうえで欠かせない存在です。
しかし、「そもそも水とはどんな物質?」「水道水と天然水は何が違う?」「硬水と軟水とは?」など、水について詳しく考える機会は意外と少ないかもしれません。
今回は、水の基本的な性質から自然界を循環する仕組み、飲み水の種類まで、私たちの身近にある水についてわかりやすく解説します。
水とは?
水は、水素原子2個と酸素原子1個からできており、化学式ではH₂Oと表されます。
私たちが普段目にする水は液体ですが、温度や圧力などの条件によって、氷のような固体や、水蒸気のような気体にも変化します。
地球上では海や河川、湖、地下水、氷河、大気中など、さまざまな場所に水が存在しています。
そして水は、一か所にとどまっているのではなく、地球上を絶えず循環しています。
水は地球を循環している
海や湖、河川などの水は、太陽のエネルギーによって蒸発します。
水蒸気は大気中を移動し、冷やされることで雲をつくり、やがて雨や雪として地上へ戻ります。
地上に降った水の一部は河川を通って海へ流れ、一部は土壌へ浸透して地下水になります。
植物に吸収された水も、蒸散などによって再び大気へ戻ります。
このように、水は蒸発・降水・浸透・流出などを繰り返しながら地球上を循環しています。
自然界の水はH₂Oだけではない
化学的な意味での水はH₂Oですが、自然界に存在する水がH₂Oだけでできているわけではありません。
雨が地表へ降り、土壌や岩石の間を通ったり、河川を流れたりする過程で、さまざまな物質が水に含まれます。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分もその一例です。
一方で、水源や周辺環境によっては、飲料水として利用する際に管理や処理が必要となる物質が含まれることもあります。
水の見た目が透明だからといって、水質まで同じとは限りません。
人のからだにも水が必要
人のからだには多くの水分が含まれています。
体内の水分量は年齢や性別、体組成などによって異なりますが、水は血液をはじめとする体液などの重要な構成要素です。
また、栄養素や老廃物などの運搬、体温調節をはじめ、生命活動を維持するさまざまな働きに関わっています。
私たちは尿や汗、呼吸などを通して日々水分を失っているため、食事や飲み物から水分を補給する必要があります。
私たちはどこから飲み水を得ている?
日常生活では、水道水をはじめ、ミネラルウォーターやウォーターサーバーなど、さまざまな形で飲み水を利用しています。
水道水は、河川やダム、湖、地下水などを水源とし、浄水場などで必要な処理や管理を行ったうえで家庭へ供給されています。
一方、市販されている飲料水にもさまざまな種類があり、水源や処理方法、含まれる成分などによって特徴が異なります。
同じ透明な「水」に見えても、水源や処理方法、成分まで同じとは限らないのです。
水道水とは?
水道水は、私たちの生活に必要な水を家庭などへ供給する水道の水です。
日本では、水道水について水質基準が定められており、水道事業者は水質を管理しながら水を供給しています。
浄水処理の方法は水源や施設などによって異なりますが、ろ過や消毒などを行い、安全な水を供給する仕組みが整えられています。
家庭ではそのまま飲むほか、浄水器を使用するなど、それぞれの目的に合わせた利用方法があります。
ミネラルウォーターとは?
市販されているボトル入りの水には、ミネラルウォーター類として販売されているものがあります。
一口にミネラルウォーターといっても、水源や処理方法などによって分類があります。
また、水に含まれるミネラルの種類や量も製品によって異なります。
「ミネラルウォーター」という名称だけで判断するのではなく、水源や成分表示などを確認すると、その水の特徴を知ることができます。
硬水と軟水の違いは?
水について調べていると、「硬水」「軟水」という言葉を目にします。
水の硬度は、主にカルシウムやマグネシウムの量をもとに表されます。
硬度が低い水を軟水、高い水を硬水と呼びますが、分類基準は用いられる基準によって異なる場合があります。
日本の水には軟水が多いとされる一方、海外では硬度の高い水も多く見られます。
硬度の違いは、水の味わいや料理、石けんの泡立ちなどにも影響します。
水のpHとは?
水の性質を示す指標の一つにpHがあります。
pHは水溶液の酸性・アルカリ性の程度を示す尺度で、一般にpH7付近が中性、7より低い側が酸性、高い側がアルカリ性です。
ただし、水の特徴や安全性をpHだけで判断することはできません。
飲料水について考える場合は、pHだけでなく、水源や成分、水質などを総合的に見ることが大切です。
飲み水を選ぶときに何を見る?
毎日口にする水だからこそ、「どの水がいいのだろう」と考える方もいるでしょう。
水を選ぶ際は、単に「天然」「ミネラル入り」「浄水」といった言葉だけを見るのではなく、それぞれの水がどのようなものなのかを確認することが大切です。
- 水源はどこか
- どのような処理が行われているか
- どのような成分が含まれているか
- 硬度はどの程度か
- 日常的に続けやすいか
浄水器を使用する場合は、ろ材の種類だけではなく、除去対象物質や性能試験、フィルター交換時期などを確認することも重要です。
水を知ることは毎日の暮らしを考えること
水は、あまりにも身近にあるため、普段はその違いや仕組みを意識することが少ないかもしれません。
しかし、水道水、天然水、ミネラルウォーター、浄水した水など、それぞれ水源や処理方法、成分には違いがあります。
また、硬度やpH、ミネラル、水質管理など、水を理解するためのさまざまな視点があります。
毎日使う水だからこそ、「水とは何か」を知り、自分の暮らしや目的に合った水を考えることが大切です。
水辞典では、水道水、天然水、ミネラルウォーター、硬水・軟水、水質、浄水など、身近な水についてさらに詳しく解説していきます。
※本記事は水に関する一般的な情報の提供を目的としています。水質基準や分類、制度などは変更される場合があります。最新の情報については、国・自治体・水道事業者などの公的情報をご確認ください。
水辞典 INDEX

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店長 ミネラルアドバイザー芥川愛子です。
中学生から肌荒れがひどく、悩み、いろいろ試しました。最終的に体の中から整えること。ミネラルの大事さに辿り着きました。
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