生活の中で身近なアルミニウム
アルミニウムは地殻の近くで最も豊富な金属であり、酸素、ケイ素に次いで3番目に豊富な元素です。
地球上では最も反応性の高い元素のひとつであり、『軽い』『強い』『錆びにくい』『加工やすい』『熱伝導がいい』『電気を通しやすい』『再生しやすい』『磁気を帯びない』『低温に強い』
『熱や光を反射する』『見た目が美しい』という特徴から実用性、汎用性が高く、私たちの生活の中で身近な存在となっています。
しかし、アルミニウムは生物学的には必要なく、むしろ神経毒性があるとされています。日本ではアルミニウムと疾患の因果関係はないと公にはされています。
アルミニウムが持つ脳神経毒
しかし、アルミニウムの問題は1972年に起こった急性痴呆による透析死亡事件から騒がれるようになりました。
急性痴呆を発症し死亡した透析患者の脳を解剖した結果、大量のアルミニウムの蓄積が認められたのです。原因は、透析時に投与した水酸化アルミニウムゲルだと特定され、アルミニウムが持つ脳神経毒が世の中に知れ渡りようになりました。
(アメリカ国立衛生研究所より)
アルミニウムは神経に対する毒性、特に脳神経への影響が示唆されていますね。
また、ドイツの医学雑誌https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29034866/
には血中に生物学的に許容できるレベルの2倍のアルミニウムが含まれると、注意力、学習力、記憶力などが低下すると書かれています。
どんなものにアルミニウムが使われている?
さて、ではどんなものにアルミニウムが使われているかを探ってみましょう。気をつけないと結構摂取しているように思います。
・制汗剤
・制酸剤
・添加物としての膨張剤
・ワクチン
・医薬品
・化粧品
・加工食品
・アルミホイル
・アルミ鍋
・食品パッケージ
・日焼け止め
・ベーキングパウダー
・お茶など
また、アルミニウムは酸に弱く、溶け出しやすい性質があります。
レモンジュースでマリネした魚料理をアルミニウムで調理したり、トマトソースのラビオリをアルミニウムで調理すると高レベルのアルミニウムが溶出するという記事がありました。
https://www.livestrong.com/article/475155-health-risks-of-cooking-in-aluminum/
アルミが使われている加工食品
加工食品では苦みを感じやすいものに味を調整する為にアルミニウムを使っていることがあります。
・チョコレート
・漬物
・ベーキングパウダー
・ビスケット
・タルト
・シリアル
・オリーブオイル
また、保管時の害虫駆除のために
・穀物
・穀物粉
に使われたりと色々なところで活用されています。
極力、アルミニウムを避ける生活を心がけた方がよいでしょう。